記帳処理はクラウド会計ソフトを使おう
申告のための記帳処理
フリーランスになると様々な雑務を自分でこなさなければならないとは分かっていても、不慣れなものに時間を取られるのは何かと忙しい年度末であればなおさら面倒に感じられるものです。確定申告の時期は毎年2月16日から3月15日に設定されているのであり、この時期を目前にして記帳処理に焦るフリーランスも少なくないようです。とはいえ、この確定申告に必要とされる関係書類を提出することができれば、青色申告の場合10万円あるいは65万円の特別控除が受けられるという点は大変魅力的です。この65万円の特別控除が認められるためには複式簿記による記帳が必要ですし、10万円の特別控除の場合には単式簿記による記帳が必要というように税務上求められる形式に則った書類を作成しなければなりません。そこでフリーランスが自分の手でこのような書類を一から作成するのは素人の身には難しくて尻込みしてしまうかもしれません。しかし今やITの時代であり会計ソフトも使い勝手の良いものが比較的安く手に入るようになりつつあるため、その助けを借りることができれば記帳処理の負担が格段に軽くなります。
クラウド型会計ソフト
その中でも新たな技術として浸透しつつあるクラウド型の会計ソフトの中には、クレジットカードや銀行の口座情報から収入や支出の情報を自動的に収集するという優れものも登場しています。これが更に仕分けまで自動的にされるものであれば、基本的に現金の入出金以外については自分の手で入力しなくても記帳処理が済んでしまうということになります。現金に関する入力もクラウドを利用しているため外出先でも自宅でもいつでも手軽に入力することができるのです。
またクラウド型の会計ソフトであれば、例えば税率の変更があったとしてもわざわざそのためだけに新たにソフトを買い替える必要もありません。このクラウド型の会計ソフトは様々な提供元から様々な商品が提供されており、また料金についても月々一定の料金を支払う場合もあれば月間の記帳件数が一定数を超えない限り無料である場合もありますし、あるいは基本的に記帳に関しては無料であってもその他に操作上のサポートなどを受けたい場合には年間を通じて一定料金を支払うことになるなどといったように、選択肢がいくつもあるため自分の事業と能力に見合ったソフトやプランを選ぶことが大切といえます。
「freee」
当サイトのおすすめはfreeeというクラウド会計ソフトです。
- 「freee」は、クラウド型会計ソフトであり、銀行口座やクレジットカードの他、レジやECサイトなどからも、入出金の情報を自動的に取得し、それらをそのまま仕訳登録してくれます。
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freeeは簿記の知識がない人でも直感的に使用できる作りになっているので、経理に慣れていない独立したてのエンジニアでもなんなく使いこなせます。
すぐに役立つTips集
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記帳処理はクラウド会計ソフトを使おう
フリーランスエンジニアが面倒な入出金の記帳を一部自動処理できれば負担を軽く済ませるには、クラウドサービスの会計ソフトが便利です。記帳処理はためればためるほど大変になるので、こまめにつけるのがコツです。クラウドならソフトをインストールするなどの手間も不要で、インターネットさえつながればいつでもどこでも空いた時間に帳簿付けができます。月々の費用負担も小さく始められるサービスも増えているので、使いやすそうなものを選んでさっそく使ってみましょう。
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契約で注意すべき点とは
フリーランスエンジニアが自分の身を自分で守るためには、予期せぬトラブルを防ぐ手立てを契約内容に盛り込む方が良いでしょう。フリーランスになれば案件毎に契約を結ぶこともでてきます。クライアントによって内容も様々でしょう。フリーランスは会社員と違い誰も守ってくれることはありませんので、自分である程度契約に関する内容が理解できるよう知識を身に付けておきましょう。契約を交わした後になって自分が思っていたのと違ったと主張しても遅いのです。
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基本はエージェント活用
フリーランスエンジニアが独力で顧客開拓に挑むよりも、営業活動をエージェントに任せるという選択も有効です。特にフリーランスになりたてであれば実績も無い状態でしょう。仕事を依頼するクライアントも本当にこのエンジニアに任せてよいか不安になるものです。エージェントはクライアントとの信頼関係もあり、そのエージェントからの紹介ということで受注がしやすくなるメリットがあります。エージェントを使って受注した仕事を実績とし、今後の活動に活かすことも可能になります。