交流会で人脈を築こう
人脈作りの場
会社勤めであれば上司や同僚や取引先などといった逃れようのない人間関係に悩むということも珍しくありません。その点、フリーランスはむしろそのようなしがらみから解放されて、独りで仕事を受注し完成させて報酬を手にすることができます。しかし、仕事を依頼されるためにはクライアントから信頼され評価されている必要がありますし、そのようなクライアントに出会うためにはやはり人と何らかの形で交流を図る機会を欠くことはできません。そこでフリーランスに限らず異業種交流会や勉強会などを通じて人脈を広げるというのが一般的です。誰でもいつでも気軽にインターネットにアクセスできる今の時代、ネット上ではこのような交流会や勉強会の開催などが盛んに呼び掛けられています。
交流会
もちろん全国津々浦々で開催されている交流会などはその主催者やその目的や集まる人によっても実に多種多様であり、実際に参加するにあたっては自分がその交流会に何を期待するのかという点をある程度考えておく必要があります。フリーランスとして仕事獲得のための営業活動に利用しようと意気込んで参加してみても周りが期待に応えてくれるとは限りません。
場合によってはフリーランス同士の愚痴の言い合いで終わってしまったり、あるいはまったく関連性も興味もない相手との表面的な挨拶に終始したりということもしばしばです。更に不動産や投資関連の営業に捕まってしまったり、また詐欺まがいの怪しげな話を持ちかけられるといったこともないわけではないのです。その一方でもちろん有意義な出会いがあったり実際に仕事につながることもありますし、何より一人で仕事をすることの多いフリーランスにとっては大いに刺激になるでしょう。
名刺交換
さて、良くも悪くも時間と費用をかけて交流会に参加する以上せっかくその場で出会うことのできる相手とはできるだけ多く名刺を交換しておきたいものです。たとえその場では空振りでも数か月先に突然声が掛かるということも決して無いとは言えません。そこで人脈を広げるためにはできるだけオープンに自分という存在を知ってもらう必要がありますが、交流会によっては一堂に会する人数があまりに多く、束のように名刺を手に入れても誰が誰やらほとんど印象に残らないというケースもあります。
そこで交流会で渡すための名刺を普段取引先などに渡すものとは別に作っておくということも有効です。なお交流会の参加者が不特定多数であることを考えると、連絡先などの記載も最低限に留めておくといった用心もあるいは必要でしょう。
すぐに役立つTips集
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記帳処理はクラウド会計ソフトを使おう
フリーランスエンジニアが面倒な入出金の記帳を一部自動処理できれば負担を軽く済ませるには、クラウドサービスの会計ソフトが便利です。記帳処理はためればためるほど大変になるので、こまめにつけるのがコツです。クラウドならソフトをインストールするなどの手間も不要で、インターネットさえつながればいつでもどこでも空いた時間に帳簿付けができます。月々の費用負担も小さく始められるサービスも増えているので、使いやすそうなものを選んでさっそく使ってみましょう。
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契約で注意すべき点とは
フリーランスエンジニアが自分の身を自分で守るためには、予期せぬトラブルを防ぐ手立てを契約内容に盛り込む方が良いでしょう。フリーランスになれば案件毎に契約を結ぶこともでてきます。クライアントによって内容も様々でしょう。フリーランスは会社員と違い誰も守ってくれることはありませんので、自分である程度契約に関する内容が理解できるよう知識を身に付けておきましょう。契約を交わした後になって自分が思っていたのと違ったと主張しても遅いのです。
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基本はエージェント活用
フリーランスエンジニアが独力で顧客開拓に挑むよりも、営業活動をエージェントに任せるという選択も有効です。特にフリーランスになりたてであれば実績も無い状態でしょう。仕事を依頼するクライアントも本当にこのエンジニアに任せてよいか不安になるものです。エージェントはクライアントとの信頼関係もあり、そのエージェントからの紹介ということで受注がしやすくなるメリットがあります。エージェントを使って受注した仕事を実績とし、今後の活動に活かすことも可能になります。